| 愛硯家 | 硯を愛する人のこと。 |
| 赤間石 |
山口県赤間ヶ関産の硯石 |
| 鴉眼 | カラスの眼のような模様の眼。端渓石に現れる石眼の一種 |
| 悪材 | 質の悪い硯 |
| 雨畑石 |
山梨県巨摩郡の産 |
| 遺愛硯 | 古人が愛した硯 |
| 海 |
墨を溜めておくところ。
別に池とも言います。
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| 丘 | 墨を磨るところ |
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火捺かなつ |
火で焼け焦げたような濃紫斑点。色彩が美しいので愛好家には親しまれていますが、この部分は石質が硬いので磨墨には不適当とされています。 |
| 眼 がん |
硯石の中に円形で変色したようになっている部分。 黒、青、朱の点があり、まるで目であるかのように見えるところです。 この眼にも3つの種類があります。 活眼 - 黒い点が生き生きしている眼 涙眼 - 霞んでいる眼 死眼 - 輝きがなく、無色や黄褐色な眼 その他の種類 高眼 - 墨堂の外にある眼。一般的に重宝されます。 低眼 - 墨堂上にある眼。磨るとき邪魔になるので、あまり好まれません。 この眼は中世代に海底に生息していた虫の化石と言われています。 |
| 眼暈 |
端渓硯に現れる石眼に関する名前。 円形の輪の層 |
| 眼硯 | 石眼の現れている端渓硯 |
| 鑑硯 | 硯を鑑賞すること |
| 岩仔坑 |
端渓の坑のひとつ |
| 眼柱 | 石眼を柱状にして残し、墨池や硯背に並んだもの |
| 眼皮 |
端渓石にあらわれる石紋の名 |
| 魚子紋 |
歙州硯に現れる石紋の一種。 |
| 金暈 きんうん | 金色の紋 |
| 金花紋 |
歙州硯に現れる石紋の一種。 |
| 金星 |
歙州硯に現れる石紋の一種。 |
| 銀星 |
歙州硯に現れる石紋の一種。 銀色の斑紋 |
| 金線 |
端渓硯に現れる石紋の一種。 金色の細い線で、ほぼ直線のもの |
| 銀線 |
端渓硯に現れる石紋の一種。 銀色の細い線で、ほぼ直線のもの |
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五采釘 |
小点が石面にあるもの |
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玉帯 ぎょくたい |
白・黄・緑の玉質の帯状を示したもので、細線よりも太い線を言います |
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魚脳凍 ぎょのうとう |
魚の脳のような白色の模様 水岩坑に見られる石紋 1.帯淡青白色 最高級の魚脳凍で、白色にかすかな青色。 2.帯白淡黄淡褐色 ベースは白色だが、淡黄色・淡褐色のような魚脳凍。 3.白色 紫色の中に白色の魚脳凍。 |
| 拒墨 | 硯が墨を受け付けない状態、磨れない状態をいう |
| 鶏肝色 |
硯の色をあらわすときに用いる表現。 概して黒味の紫色のことをいう |
| 下墨 | 墨のおり |
| 硯陰 | 硯の裏側 |
| 玄昌石 |
宮城県桃生郡雄勝町産の石。 |
| 硯水 |
墨をするときに使う水。 基本的には何を使ってもよいが、熱湯だけは使わない方がよい |
| 硯相 | 硯の容貌 |
| 硯側 | 硯の側面 |
| 硯台 | 硯の台座 |
| 硯拓 | 硯の拓本 |
| 堅密 |
硯石の質をあらわすときに使う言葉。 強度があり、密度の高いものをいう |
| 硯面 | 硯の表側 |
| 高眼 |
端渓石にあらわれる石眼の名称。 墨池や墨堂の外側にあらわれた眼をいう。中央の最上部にあらわれたものが貴重とされている。 |
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虹霓文 こうげい |
虹のような文 |
| 坑子岩 |
端渓の硯坑のひとつ。 |
| 黒端 |
端渓石の一種。 全体的に黒色の端渓石で、水坑からとれるものと、山坑からとれるものの2種ある。 |
| 古硯 |
古くにつくられた硯を総称していう。 目安としては百年以上前のものがそれにあたる |