中筆

習字用の筆は硬い毛から馴染んで、順に替えていくのがいいですよ。
筆になる毛にはそれぞれ弾力、墨の含み具合、毛のまとまりに個性があります。
それが字の面白さを引き出しますが、仮にお客様がまだあまり習字に慣れていないのであれば、なかなか使いこなせないことが多いんです。

最初は兼亳(けんごう)がいいですね。
兼亳とは、イタチ毛に馬毛や羊毛を混ぜ合わせて硬さを和らげたものです。

ちょっと慣れてこられたらイタチ毛もよいですよ。
ほどよい硬さと弾力があり、運筆に素直に従うのがイタチ毛です。

さらに自信が付いてきたら、柔軟な羊毛に挑戦してみてください。
草書に最適です。
字に伸びやかさや味わいを引き出してくれますよ。

習字用の筆は、字体や慣れている度合いによって、その都度使い分けされた方がよいですから、説明書きをお読みになった上で、ご自分に合った筆をお選びくださいね。

それでは、ごゆっくりお選びくださいませ〜。

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