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はじめて習字用の筆を選ぶ場合、

毛質

兼亳(羊毛と馬毛の混合)がよいでしょう。
初心者にとっては、柔らかい毛(たとえば羊毛)は書きにくいです。

サイズ

半紙用(2~6文字用)・3~4号

半切サイズ(35~135cm)の作品を書く場合は、半切サイズ専用の筆を別で購入されることをおすすめいたします。
どうしても大きさに無理があります。

3号の穂の長さ:長鋒で6cm、中鋒で5.5cm、短鋒で5cm

書き味

長鋒と短鋒では全く異なります。

短鋒      :筆が開かないため、常識的な行書は書きにくいです。
中鋒・長鋒:比較的何にでも応用できます。

穂の長さが同じでも毛の量や粗密によっても書き味や線は違います。

線質

書は線で決まると言いますが、筆法や造形面に目がいきがちです。

少し技術が上達してきたことを実感できれば、柔らかめのよく開閉する筆に挑戦するとよいでしょう。

上達するとともに自然によい筆が欲しくなると思います。

表現

習字用の筆が変わると表現も変わります。

行書は中鋒くらいの筆で試してみてください。

長鋒でというのが通説となっていますが、あまり長いと書きづらいです。

穂が長すぎると、紙との接触感が感じられない為、気持ちが入りづらいこともあります。

行書・草書は動きが大切ですから、長・中鋒で穂先が利き、無理なく動かせる筆であれば線に表情がでます。

楷書は若干短め中鋒筆がおすすめです。一画ごとに線を切るので、長鋒では気持ちを線にこめにくいです。

篆書・隷書は中鋒程度をおすすめいたします。篆書・隷書に短鋒を使う方もおられますが、波磔が楽に表現できてしまうので、経験を積んだ人には面白くないものです。

毛質は羊毛
がおすすめです。

羊毛の扱いが一番難しいのですが、慣れると他の毛質への応用が利きます。

経験に合わせて

習字初心者のころは師匠の使っている筆を使いたいと思うものですが、経験豊富な人からのアドバイスで選ぶのがベターです。

筆は買ってきてすぐによい具合に使えるものではありません。

半紙10枚くらいで書き慣らします。こうしておくと、筆に墨が吸われて、穂に強さがでます。

日本の筆は比較的すぐによい具合になりますが、中国の筆は慣れるまでに時間がかかり、腰がないものも多いため使いにくいことがあります。

使いはじめた頃は使いにくくても年月を経るとともに手に馴染んでくる筆もあります。

羊毛筆には特にその傾向があります。

筆選びは経験を積むにしたがって選択眼が厳しくなり、使っていた筆では飽き足らなくなります。

自分の成長にあわせて最良の筆を選んでください。

はじめてかなを書く場合

筆の選び方は運筆、速度、紙との相性などで異なります。

筆はどんな大きさの作品を仕上げるか、字粒の大きさはどの程度なのかによってほぼ決まってしまいます。

はじめは半紙にいろはから書きますので、穂に肉がある中筆を使って半紙八文字程度からはじめます。

大きい字から徐々に小さい字粒で書くように練習しましょう。

はじめは硬い毛質が書きやすいですが、柔らかくてゆとりのある線はでません。

止めなどの用筆法がうまくいきやすい兼亳筆がおすすめです。

穂先が不安定なものはおすすめできません。

毛質とサイズが決まったら注意すべきは書き味です。

初心者は連綿に苦労しますので、3文字、4文字と続け書き(連綿)できる墨持ちのよい筆を選んでください。

たびたび墨継ぎをしないために墨量が大切です。

小筆にも唐筆と和筆があります。

かなを書くために作られているためか、息長い流麗、繊細な線は和筆の方が出しやすいようです。

唐筆は寿命が短く、漢字細字用の小筆のようです。

筆は命毛が切れて終筆ががうまくいかなくなったときが替え時です。

筆との相性を考えた場合、紙との相性は重要です。

紙によってにじみやすいものと料紙のようににじみにくいものがあり、(にじむ紙は速度をあげて書きます)筆の含墨量がかかわってきます。

たいていの場合、墨継ぎの位置を計算して書くので、筆の墨もちの具合をはかりながら書くようにします。

筆は穂先を利かせ、筆全体の弾力を生かして使えば、線の変化、深さが自由自在に書けます。

「筆がよく起きる」という言葉を使いますが、そのよく起きる(穂先のもつれ、しまりのない線にならないように穂先を整理し、また引き締めること)ということを学ぶ上で重要なポイントです。

筆圧を利用して扱えるようなところまで達すれば、どんな筆でも使えるようになるでしょう。すっきりとさわやかに澄んだ線や味わいのある力強い線などが書きたくなって「他の筆にしたいな」などと思うようになれば、書への興味がより一層広がっている証拠だと言えるでしょう。

まずは身近に筆を置き慣れることが大切です。自分の書きやすい筆を見つけるには専門店で相談してください。

古筆の臨書で線と形が渾然一体となるように勉強して創作作品ができるようになると書く楽しみはさらに増すと思います。